梅田スカイビル
1990年(平成2年)6月着工
1993年(平成5年)3月竣工
地上40階地下2階
設計:原広司氏、竹中工務店、他
1993年に開業し、私が行ったのは2008年。
理由1. 梅田の中心から遠くて歩くのが面倒。
理由2. 行列が大嫌いだから、あって当たり前くらいの年月が経ってから
用事があれば行く。
ちなみにまだ「あべのハルカス」には行ってない。
用事がない限り行かない。
これを撮るのに使ったカメラは Canon PowerShot A710 IS
光学6倍ズーム、手振れ補正(IS)がついてた。
エレベーターで上がってる途中で、ふらふらゆらゆらして気分が悪くなった。
空中庭園へはエスカレーターで上がる。
阪神高速を使う私たちには当たり前の光景だけど、知らない人は驚くらしい。
下を見ると田んぼがあった。
大阪の空はいつもこんな感じ。
当たり前だと思ってたけど、長野県や岐阜県に行ってから
大阪の空は汚れてるんだと知った。
上から見るとおもしろい。
ビルの屋上にテニスコートがあったり、田んぼがあったり。
善光寺表参道その2と境内
善光寺の参道には30以上の宿坊があるそうだ。
昔、高野山の宿坊に泊まった。
普通の宿と違ってピリッとした清々しい空気を感じる。
世俗に塗れた心と身体が浄化された気分になる。
山門そばにある九九や旬粋に入る。すっかり世俗塗れ。
作家の池波正太郎氏が長野の定宿にした五明館旧館の一部を郵便局として使用。
寛延三年(1750年)に建立された二層入母屋造りの門。
平成の大修理(平成14年-19年)、建立当時のサワラの板を用いて栩葺き(とちぶき)
に復元される。
山門を早くくぐりたい夫にせかされ、ようやく境内に。
夫はお守りやおみくじが好きだ。
翌日のマラソン記録更新を願掛けした。
善光寺のご利益は素晴らしい。
おまもりをつけて走り、サブ4(4時間以内にフィニッシュすること)達成した。
私はおみくじより、宮大工さんのほうが好きだ。
善光寺表参道その1
善光寺へ行くのに、バス停を降りるとおしゃれにリノベーションしたのか
蔵風なのかおもしろい一画があった。
「善光寺参り」のイメージがこの一画で変わった。
旅の目的は
1. 長野マラソン出場(夫のみ)
1.久世福商店
2.八幡屋蟻五郎
3.善光寺
長年自分で出汁を取っていたけど、万能だしを知ってからは
うどんすきも水炊きも、鍋は必ずここの出汁を使う。
茅野舎より久世福の出汁のほうが好み。
だから、参道にある店に行ってみたかった。
出汁屋さんじゃなく、セレクトショップ。
一時期、七味に凝ってしまい、八幡屋蟻五郎でも
一味・深煎七味・ゆず七味・ガラムマサラ・山椒七味を買ってしまった。
それまでは浅草・新仲店本店「やげん堀 七味」一辺倒だった。
チョコレートも大人買いした。
アイスクリームは行列で諦めた。
参道は見るものがいっぱいだったから10歩進んで5歩下がる歩き方で
山門に着くまで30分以上かかった。
旧建物(大正13年)を復元したものだそう。
iPhoneしか持っていかなかったのが悔やまれる。
読むのに苦労した看板が掲げられている。
登録有形文化財
この参道だけで2日間は過ごせる。
iPhoneしか持って行かなかった自分が許せん。
次に行ける日が来たら、参道沿いの宿に泊まりたい。
この渋いフォントに気付く人がたくさんいればいいのに。
ようやく山門まで来た。
2019年4月 長野県
辰野金吾氏設計ー大阪市中央公会堂・日銀大阪支店
1913年(大正2年)
岡田氏の案をもとに辰野金吾氏と片岡安氏が設計
さかのぼること数年。
1911年(明治44年)
大阪市南区(現在の中央区)の両替商「岩本商店」次男で
株式仲買人の岩本栄之助氏が私財100万円を大阪市に寄付。
現在の貨幣価値にすると数十億円。
岩本氏が渡米した時に米国の富豪の多くが、財産や遺産を慈善事業や
公共事業に投じていることに感銘を受けたためだ。
同年、大阪市が(財)中央公会堂建築事務所を開設。
1912年
『懸賞金付き設計競技』実施。早稲田大学教授、岡田信一氏が一等に決定。
赤煉瓦が好きな人は多いと思う。
私もその一人だ。
中央公会堂を見るとワクワクする。
いつも正面からではなく横手から撮影を始めてしまう。
右:ミネルヴァ・学問と芸術の女神 左:メルキュール・商業の神
1903年(明治36年)辰野金吾氏設計
ベルギー国立銀行をモデルにした。
おまけ
1914年(大正3年)辰野金吾氏設計。
重要文化財
東京にいた頃に愛用したケータイで撮影。
いつも建物の外観を撮りまくって満足し、中に入るのを忘れて
次に行ってしまう。
大阪市中央公会堂も入ってないし、日銀大阪支店は見学できるのを
知らなかった。
東京駅だけは、山手線のホームに行こうとして
東北へ行く?ホームに立っていたり、八重洲側なのか丸の内側なのか
わからなくなったり。
東京駅で待ち合わせしようと提案し、勇者だと褒められたりで
しょっちゅうお世話になりました。
東京駅以外 EOS 6Dで撮影
大阪市立愛日小学校
学校の敷地は山片蟠桃氏の屋敷跡。
山片蟠桃氏は江戸時代後期の商人で学者。
8代目当主山片重明氏が小学校設立のために土地、家屋、建具を含めて
学校に寄贈した。
1929年(昭和4年)竣工
設計 建築家 横浜勉氏
2005年 校舎解体
現在は淀屋橋odonaが建っている。
母に見せると懐かしいと学校のことを話してくれた。
水洗式のトイレ完備。
エレベーターあり。
校内で作られた給食。
高校に上がり、水洗トイレでなかったので苦労したそうだ。
1929年に建てられた公立小学校にエレベーターがあったなんて
びっくりした。
大阪市はインフラが進んでいる。
1894年(明治27年)には下水道工事が始まり、耐用年数が過ぎた施設が
たくさんある。
私が子供の頃(約50年前)から水洗式トイレは当たり前だった。
大阪のコロナ感染者数が急増している。
ワクチン接種が始まり、みんな気が抜けたのか?
まだ医療従事者の接種も高齢者の接種も進んでいない。
建築物は老朽化したり需要が無くなれば再開発できる。
人の命は置き換えられない。
花桃 阿智村
年々季節が早く過ぎる。
梅も桜もあっという間に咲いてしまった。
長野県阿智村に星を見にいく途中に、花桃街道を通った。
伊那谷から木曽谷を結ぶ国道256号線沿い約40kmに
1万本の花桃が植えられ「花桃街道」と言われている。
「〜と言われている」「〜と呼ばれている」って便利な言い方だ。
観光の目玉になるように、何かを誰かが考えて「名付けた」本人が
「〜と言われている」と案内するとクチコミで広がっていく。
花桃街道は国道だから車窓から楽しむ。
月川温泉郷にある「花桃の里」は歩いて写真を撮れる。
2枚ともヘブンスそのはらにある駐車場で撮った。
ここに山麓駅があり、ゴンドラに乗って山頂駅に行く。
「天空の楽園」「日本一の星空ナイトツアー」が惹句。
満天の星を見たくなったら、
新月前後の雲のない日を選びましょう。満月前後だと月の明かりで星は見えません。
そして街の明かりが届かない高度に行きましょう。
リンクしないのを推して知るべし。
毎日ゴンドラが運行する期間、満天の星が見えるかのように宣伝するのは
いかがなものか。
伊吹山の頂上でペルセウス流星群を見た時はすごいの一言だったのに。
で、花桃。
赤・白・ピンクの花が一本の木に咲く。
びっくりするほどかわいくて華やかだった。
2018年5月は満開だったのに、今年はもう七分咲のところもあるそうだ。