イサムノグチ庭園美術館
2023年7月ついに再訪することがかなった。
受付のある建物
館内は撮影禁止だから、カメラは車内に置いてスマホだけバッグに入れて
行って正解だった。
1枚目の写真の像だけ撮影OK。
炎天下の中、数人の見学者と館内を歩き回る。
館内といってもほぼ野外。
この牟礼町は庵治石の産地だが、イサムノグチはこの石を使うことは
めったになかったそうだ。
有名な作品「エナジー・ヴォイド」は圧巻だった。
高さ3.6m、重さ17トン。
向かいに置いてあるベンチに座り続け、見上げたり見入ったり
周囲を歩いてサインを見つけたり。
ふと思いついたのは、芸術家は我がままなんだろうなってこと。
巨大な石を海外で見つけ、日本に船で何か月もかけて運ぶ。
日本の石はほぼ使わない。
町の石工さんの協力のもと、掘る、彫る、削る。
こっちに置こう、あっちに移動しよう。
誰がどうやって動かしたのか?
昔、妹が大学からトラックに乗せて持って帰った巨大キャンパスだって
家の前におろされたときは、口があんぐりだった。
館内は砂地になっていて、お寺の庭のようにきれいに掃き清められていた。
今もこの町の人に愛され、大切にされている。